こんばんは。
参院選が終わりました。簡単に総括してみますと、自公で改選過半数、改憲勢力2/3ではありますが、どちらかというと東北から甲信越まで自民が1人区をことごとく落としたこの選挙、地域に偏りがありながらも、野党共闘をうまく使った地域では自公が太刀打ちできなかったと見ています。
さて、それではこの野党共闘を衆院選でどうするかですが、1人区32で共闘するのと違って、衆院は295全部1人区です。
場所によっては野党現職が2人いたりします。調整が大変です。どうしましょう。
そこで訴えたいのが、日本でも2回投票制を導入することです。
フランスなどが取り入れていて、1回目に予選的な選挙をやり、上位2人か3人で2回目の決勝みたいな選挙で議席を決める方法です。
例えば衆院の選挙期間は今12日、火曜日に公示して次の次の日曜日に投票ですが、これを10日+7日ぐらいにしたいと思います。
木曜日に公示して、金土日月火水木金土と選挙活動をして、日曜日に第1回投票と比例代表の選挙をする。
比例はそこで人数は決定し、選挙区は過半数を取った候補者がいればそこで決定。過半数を取れなかった選挙区では、上位2人で1週間後の日曜日に決選投票をします。
これのメリットは2つあります。1つは自公民共社生維、全部出ても決選投票で自と民とか、自と共とか、公と維とか、どれか2つしか残らないわけですから、予選敗退した政党の人は残った2候補からどちらを選ぶか決めて共闘すればいいわけで、あまり交渉が必要ないことです。
もう1つのメリットは、衆院の人材不足を小選挙区制のせいにして「中選挙区制はよかった。自民から複数の候補が出馬できて競ったから切磋琢磨があった。昔は良かった」と言い出すおじさんたちがいますが、2回投票制なら大丈夫、自民分裂して1議席を自民1、自民2、民進、共産、維新の5人で争っても、予選の1回目で自民のどっちかが残れば、あとは決選投票でなんとかなるでしょう。万年与党自民の中でも切磋琢磨が発生します。
あとは、政党幹部なんかは1回目投票で勝ってしまうだろうから、自分の選挙を終えて全国応援しやすくなるかと思います。
やろうよ2回投票制。
デメリットとして、「2回も投票させたらめんどくさくて投票率下がるんじゃないの」というのがあるかと思いますが、日本人は統一地方選っつうやつで2週間おきの選挙に慣れているので、さほどの問題はないかなと。
やろうよ。
終わり